Number_iのファンミーティングに初めて参加した。
ライブとは異なるスタイルのイベントに最初は戸惑いもあったが、会場の空気に触れた瞬間、全ての疑問が自然にほどけていった。
目の前に広がっていたのは、テレビでは味わえないメンバーとの近さと、ファン同士の静かな一体感。あの空間は、私にとって忘れられない時間になった。
ファンミってどんなイベント?Number_iのFC限定イベントとは
正直、最初はファンミーティングってなんだよって思ってた。
ライブでもなく、トークイベントでもなく、ファンクラブ限定の“なにか”らしい。
でも、はっきりしたイメージは湧かなくて、申込ボタンをポチるときも、ちょっとした賭けみたいな気分だった。
Number_iのファンミは、メンバーとの距離感が異常に近い。ライブみたいな爆音演出じゃなくて、ちょっと照れくさくなるくらいの空気感。
例えるなら、めちゃくちゃ人気のある先輩が部室でふざけてるのを、うしろの方で「それ見て笑ってるだけ」って感覚に近い。
演出の豪華さで勝負するってより、メンバーの“素”を見せるタイプのイベントだった。
でもね、その“素”って案外、ライブよりもファンの心を打つ。
いつもテレビ越しに見てるNumber_iのメンバーが、ちゃんと“存在してる”。それがファンミ最大の衝撃だった。
初参戦の私が感じたこと|申し込みから当日の緊張まで
私が今回のファンミに申し込んだのは、完全に勢いだった。
推しが出るって聞いて、気づいたら申込フォームを埋めてた。
けど、当落発表のときの緊張感はヤバかった。結果が出るまでスマホを直視できなくて、通知を横目でチラ見して、そっとアプリを開く、みたいな。
当選したって分かった瞬間、一瞬、息が詰まったような気がした。
なのに、次の瞬間には「何着て行こう?」とか「周りどんな人が来るんだろう」って心配の連続。
当日も、会場に着くまでずっとソワソワしてた。
グッズ列の長さに圧倒されるわ、周りのファンがキメてる感あるわで、自分だけ“浮いてる”んじゃないかってずっと気になってた。
でも入場して、あの独特の空気を感じた瞬間に、全てが「来てよかった」に変わった。
目の前にステージがあって、座席に着いた瞬間、隣の人と「当たりましたね」ってニヤッと笑い合えた。それだけで、ここが“同じ推しを愛してる人たちの場所”なんだって実感できた。
会場の雰囲気は?ファン層や現地の熱量を体感してきた
まず驚いたのが、ファンの年齢層の広さ。
若い子ばっかだと思ってたら、意外と大人の女性も多い。推しに会いに来たっていうより、“推しを生活の一部にしてる人たち”って印象だった。
誰かがキャーキャー言ってる感じじゃなくて、「見守る」みたいな温度感。
もちろん歓声はある。でも、それ以上に拍手が多くて、なんだかライブとは違う“落ち着いた熱”があった。
あと、現地の空気は完全に祝祭ムード。
「やっと会えるんだ」って気持ちが、会場全体にじんわり染みてる。ペンライトを振るのも良いけど、何よりも心の中で“ありがとう”って叫んでるファンが多かった気がする。
私の席は前から10列目くらいだったんだけど、肉眼でメンバーの表情が見える距離にびっくりした。
一瞬、目が合ったんじゃないかって勘違いしたとき、思わず体が反応してしまった。
あれが“推しと空間を共有する”ってことなんだって、ようやく分かった。
持ち物チェックリスト|持っていって正解だったもの・いらなかったもの
持ち物、これはほんとに大事。
私が持っていってよかったもの、正直に書く。
- モバイルバッテリー:必須中の必須。グッズ列並び中にスマホが沈黙したら地獄。
- タオル:地味に使う。手汗、椅子のホコリ、涙(!?)までカバー。
- 小さめのスリッパ:会場によっては靴脱ぐスタイル。私は履き替えて楽になった。
- うちわ:使える会場かどうか要確認だけど、名前入りの推しうちわは視線誘導に強い。
逆に「いらなかったな」って思ったのは──
- デコりすぎたサブバッグ:見た目は可愛いけど、邪魔。椅子の下に入らないし、隣の人にもぶつかる。
- 厚手のアウター:室内だからめちゃくちゃ暑い。冬でも中は薄着が正解。
- ごちゃごちゃしたアクセサリー:ジャンプしたら引っかかって取れかけた。推しどころじゃなくなった。
持ち物は「使う場面が明確なもの」だけに絞るべき。私は学んだ。
ファンの服装事情|参戦コーデの傾向&浮かないためのポイント
会場入りする前にまず気になったのが、「みんな、どんな服着てるんだろう?」ってこと。
実際、私が一番ビビってたのはそこだった。
結論から言うと、“推し色×きれいめ”が圧倒的多数。
ゴリゴリにデコってる人もいたけど、そういう人たちって、もうある種の職人感があってカッコよかった。だけど私みたいな初心者がそれを真似したら、絶対に浮く。そう確信した。
印象に残ったのは、推しカラーのスカートに白シャツを合わせてる人とか、アクセサリーだけ推し色にしてる人。
さりげなく“自分らしさ”と“推し要素”をミックスしてる感じ。まさに参戦の正解コーデって感じだった。
私も当日は推しカラーのヘアピンだけつけて行ったんだけど、思ったより周りに溶け込めた。
ガチガチに気合いを入れなくても、ちょっとの工夫で“推しに向けた気持ち”は表現できるって分かった。
あとは、足元。意外とヒールの人もいたけど、長時間立つ場面があると考えると、スニーカーが一番安定。私は過去にライブでパンプス履いて行って、途中で泣きそうになった経験がある。今回のファンミでは、その反省が活きた。
グッズ列と購入のコツ|並ぶ時間・事前購入との違いもレポ
ファンミで地味に気を抜けないのがグッズ列。
私は当日グッズ購入を選んだんだけど、これがまあ、なめてた。
整理券制だろうがなんだろうが、人気メンバーのグッズは早くに完売する。
あと、現場のグッズ売り場って焦ってしまうこともあった。周囲の視線、時間のプレッシャー、レジ列の緊張感……完全にフェス。
私の作戦としては「買うものは前日にメモしておく」「グッズ画像はスマホに保存しておく」。
それでも現場では、周りのテンションにのまれて予定外のものまで手を出しかけた。財布が叫んでた。
逆に事前通販組の友人は、冷静だった。届くのに時間はかかるけど、落ち着いて選べるし、サイズやカラーもじっくり確認できる。
イベントに“身軽”で来られるというメリットもデカい。
ただ、「現場で買って現場で使う」ってテンションも捨てがたいんだよね。
ペンライトとか、実際に点灯してる人たちを見ると、「持ってくればよかった〜!」ってなる。推し活って感情のぶつかり合いだから、そこもまた醍醐味なんだけど。
イベント中の流れと演出|ライブとの違いを体験から解説
ファンミはライブじゃない。分かってたけど、体感してみて本当に違った。
会場が暗転して、メンバーが出てきた瞬間はもちろん歓声が上がるけど、そこからの時間は「一緒に遊ぶ」って感じ。
今回のプログラムは、ゲームコーナー・トーク・質問タイム・映像・生パフォーマンスのミックス形式。
演出もそこまでバチバチではなくて、むしろ“ゆるさ”が武器になってた。
私がいちばん心に残ったのは、メンバー同士の内輪ノリ。
テレビじゃ見せない顔でふざけ合ってて、それを見て笑ってるファンの顔がまた良くて。
これこそファンミだなって思った。
あと、メンバーが客席に話しかける場面が多くて、思わず手を振ってしまった瞬間もある。
目が合ったかは知らんけど、「一緒の空気を吸ってる」ってだけでファン心理は満たされる。
SNSで見かけた“ファンの声”まとめ|共感&驚きの投稿紹介
帰宅後、X(旧Twitter)で「Number_i ファンミ」って検索したら、ファンの声があふれてた。
「初ファンミで泣いた」
「Number_iの素の空気感が尊すぎた」
「ペンライトの海、綺麗すぎて泣いたのは私です」
「心に残る体験だったと感じた」
「やっぱNumber_iしか勝たん」
読んでて思ったのは、みんな“共通の体験”をちゃんと自分の言葉で残してること。
一人一人の表現が違うのに、気持ちは全部つながってる感じ。
私も似たような感情を持った。
だからこそ、ファンミって単なるイベントじゃなくて、記憶になる。
SNSがあることで、その記憶を“誰かと共有する”こともできる。それが今の時代のファンミだなって感じた。
次回参戦する人へ|失敗しないための7つのアドバイス
自分の初ファンミ参戦を終えて、次回に向けての備忘録を残しておく。
- 当日は余裕持って行動しよう:電車遅延、列の混雑、グッズ完売。余裕がすべてを救う。
- 持ち物は“軽くて強い”が基本:荷物が多いと行動しにくくなる。軽装+必要最低限で。
- メイク崩れ対策は必須:感情で泣く可能性、ふつうにある。化粧崩れ防止スプレーは神。
- うちわ・ペンライトは使えるか事前に確認:公式ルールに従うのが一番安全。
- 席からの見え方は事前に確認しておくと安心:ステージ構成は事前に拾っておくと期待がブレない。
- 一緒に行く相手との温度差も大事:自分だけ盛り上がってもつらいし、相手に引かれてもつらい。
- 終演後は余韻をかみしめろ:すぐ帰るんじゃなくて、SNSで語ったり、写真見返したり。それが幸せ。
まとめ|Number_iファンミは“日常と非日常の境界線”だった
あの1日は、日常の中にポンと現れた非日常だった。
ライブとはまた違う、“ゆるくて濃い空間”。
誰かに向けてじゃなく、自分の中にだけ刻まれる想いがあった。
Number_iのメンバーはステージの上にいて、私は客席にいた。
その物理的な距離が、なぜかすごく近かった。
目が合ったとか、レスもらったとか、そういう話じゃない。ただ、そこに“いた”ってことが嬉しかった。
きっと、また行くと思う。
ファンミって、推しと自分の間にだけある、小さな物語のスタート地点なんだと思う。